ライブラリー音楽による選曲

先日、某スポーツウェアーメーカーの広報用PVの選曲のお仕事をさせて頂きました。

このところの企業の広報用PVにおけるお決まりの選曲オーダーは

「すべて著作権フリーの音楽で」

たしかにここ最近のPV事情は、予算もかなり切迫したバジェット内で製作せねばならず、露出範囲も多岐にわたるため音楽に関してはこういった措置にならざるをえないのでしょう。

しかしながらもう一方でのオーダーは

「カッコ良く!」「壮大に!「〜の映画みたいに!」「普通じゃないかんじで!」



オーダーとしては矛盾しています。近年の国内の著作権フリー音楽もかなりクオリティを上げてはいますが、それでもそれなりの限界があります。

今回の案件でもオーダーは同様でした。スポーツウェアーの広報となると映像も構成もスタイリッシュ。いくらクオリティが上がっているとはいえ著作権フリー音楽ではこの映像の装飾には至れない!そう判断し、関連会社が管理するライブラリー音楽を使用することにしました。

ライブラリー音楽とは市販されていない、我々のような音響デザイン業者間にしか流通しない選曲専用の音楽です。主に著作権意識の高い欧米で製作された音楽で著作権フリーではありません。市販音楽のようにレコード協会などには登録されていませんが、JASRAC (日本音楽著作権協会)には信託されているものです。従って媒体や露出範囲、プリント本数等によってそれなりのJASRAC規定に基づく著作権利用費や日本における出版代理社への原盤利用費がかかります。これがかなりの高額と誤解されているようですが、それほどではありません。特にほぼインナーに近い用途で、Web公開もYou TubeなどJASRACと協定を結んでいるサイト経由であればそれは更に安価で使用できます。

曲数にもよりますが、今回は6曲使用、営業広報用、YouTubeを介したWeb公開ということで、受注当初の受注金額に20%増資して頂くことでライブラリー音楽を使用することがきました。多少の予算アップですが、音楽のクオリティはそれに充分応するものです。 DWCD.jpg
今回主に使用したのはイギリスBBC放送で絶大な支持を得ている音楽レーベルDe Wolfe Musicの音源です。映画やTVドラマのサウンドトラックを手掛けたりやUKクラブシーン活躍するアーティストが曲を提供する音楽レーベルです。

出来る限りこういったクオリティの高いアイテムを使った仕事をしていきたいと思っています。

御用命の際は是非ご相談を!!

(T.K)