演奏会に行ったとする。
誰もが一度は音楽を聴きに行き、大きな感動を受けたことがあると思う。
一般的に感動を与えたものは音楽であると思い込んでいることが多いように感じられるが、
果たしてそれは本当なのだろうか。
そうだとするなら、音楽のフレーズやハーモニーなどの音楽を構築している要素の記憶が
『感動の成分』として挙げられるはずなのに、多くの場合はそのような成分ではなく、
『その場』に居合わせたことそのものであったり、フレーズやハーモニーを媒体として
伝わってきた演奏者のイメージや『その場』に存在する音そのものであったりする。
つまり、『その時』の『その場』そのものが感動の要因であり、もしかしたら演奏者や
演奏そのものは媒体に過ぎないのかもしれない。
(Y.I)
